ウツボの料理をいろいろと味わってきた

魚料理

2019.03.18

 

ウツボという魚。

ウツボ

以前は鋭い歯を持つ外道ということで、色々と釣り人からは
邪険にされていた魚ですが、近年インターネットの発達で、
ウツボをもともと食べていた地域の情報などが流れ、そのおいしさ
が知られることになりました。

今回はそのウツボを色々な料理にして出している場所でウツボ料理を味わってきました。



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一品目:ウツボの卵とじ


まず一品目はウツボの卵とじ 600円
ウツボ 卵とじ

見た目は大きな卵焼き2つが入ってるだけなんですが、
中を割ると、甘辛く煮たウツボが入ってます。

ウツボ 卵とじ

ちょっと中身が飛び出していますが、ご愛敬

 

ウツボ 卵とじ

中身にはじっくりと煮て味の染みたウツボが入ってます。

これは本当にアタリでした。

卵焼き本来の旨さはもちろんのこと、あの歯ごたえがあって、
ブニブニするウツボを良く煮ることで、口の中で身がホロホロと
ほぐれていく位に柔らかくしてありました。

そして、またこの煮たウツボと一緒に中に閉じ込められていた
煮汁と卵焼きがよく合うこと。

ぜったい温かいご飯と食べたらうまいやつでした。

ウツボの卵とじ、この意外な取り合わせがここまでウマイとは
思いませんでした。



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二品目:ウツボの唐揚げ


二品目はウツボの唐揚げ400円

ウツボ唐揚げ

紙コップに入れてあり、つまようじがついてきます。
カラッと揚がっており、うっすらと片栗粉を使った後が見えます。
刺して一切れ持ち上げると、結構大きいサイズです。

ウツボ 唐揚げ

ではさっそくがぶっといただくと、・・・・

サクっという音と共にムチムチというまさにウツボの食感。
身の部分はある程度すぐに噛み切れるのですが、皮の部分が
やはり、グニグニしてなかなか噛み切れません。
でも自分的にはモチモチした食感が好きなので、これは
プラスです。

また下味に唐辛子を使ってるんでしょうか、赤いツブツブが
見えており、よく味わうとちょっとしたピリっとした辛み
もありました。

ピリ辛なウツボの唐揚げ、個人的にはとても評価が高い一品でした。



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三品目:ウツボのすり身揚げ


 
三品目はウツボのすり身揚げ300円です。

ウツボ すり身揚げ

これ一切れに300円はちょっと高いなぁと思い、一口パク。

う~~~ん・・・・・

一言で単刀直入にいうと、食感も味もまったく
従来のタラやらエソやらを使ったすり身の揚げ物と変わりませんでした。
正直わざわざウツボをすり身にする必要はないと思いました。
しかし、逆にいえば、すり身揚げという料理方法の万能さを示しているのでは、ないかと思います。
もし、なにか魚が釣れて、まずくてどうしようもなくなった場合には
すり身揚げはひとつの選択肢だと思いました。

またさらにひと手間加えるのなら、一回、グリルでカリッと焼いて、
上にすりおろし生姜をのせ、醤油を垂らすとビールのツマミに
最高な感じがしました。



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四品目:ウツボの煮こごり


四品目はウツボの煮こごり400円です。
ウツボを煮こごりにするという斬新なアイデアに魅かれて買ってみました。

ウツボ煮こごり

飴色をした煮こごりで、よくみるとショウガの千切りが入ってます。

さっそく箸で一口大にします。

ウツボ煮こごり
ん?

う~~ん、結構固まってますねぇ・・・

なかなか橋で一口大に切れません。

ウツボ煮こごり

なんとか切って、一口パク。

お~~。
これは煮こごりだ・・・

しっかりと煮てあるウツボの身は卵とじのようにホロホロと崩れ、
そこに千切りにしていっしょに固めてあるショウガの香りが
アクセントになっています。
煮こごり自体の味も甘すぎずで丁度良いあんばいです。

しかし、ちょっと残念だったのが、ゼラチンの量。
ゼラチン・・・・多すぎです。

個人的には箸でプルンと切れて、口のなかで体温とともに
ジワ~と溶けていく感じの煮こごりが好きなんですが、
これは普通のゼリーを2倍から3倍に固めたような食感で、
あんまり好きではありませんでした。

アイデアや味は良かったので、そこは残念でした。
ただ、今回食べた場所は、注文を受けてから作って出すような
所ではなかったので、作り置きする必要がありました。
それを考えると、溶けないようにゼラチンを多めに入れるのは
しょうがなかったかもしれません。



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五品目:ウツボのたたき


五品目はウツボのたたき600円です。

ウツボ タタキ

皮から炙り、薄切りにされたウツボと一緒にタマネギのスライスや
ネギ、そして、特製のタレがついてます。

特製のタレを掛けます。

ウツボ タタキ

このタレ、ポン酢にニンニクのすりおろしを混ぜてあって、
薬味好きにはたまりません。

このタレを掛けて、さっそくひとくち食べてみると、
まるで、上質な鶏胸肉のような食感。そこに皮の独特な
ブニブニ感。ブニブニとは言って、簡単に噛み切れるくらいで、
、肉と皮を同時に味わっている感じです。
炙りも皮だけでなく身もしっかり火が通っているので、
簡単に噛み切れます。

ウツボ タタキ

そして、この身にこの特製タレがよく合います。また、付け合わせの
タマネギのスライスとネギと一緒に食べると、モチモチの鶏肉食感と
シャキシャキのタマネギの食感が同時に楽しめる、とても
良い一品でした。

やっかいな釣りの外道といわれる存在から美味しい食材としての
一面も持つウツボ。
生息域も広く温暖な日本海域の色々なところでつれる魚で、歯が危険ですが、それと捌くのさえなんとかなれば、食味は折り紙付きです。
食味だけでなく、栄養価的にも皮の部分にコラーゲンが多く含まれており、肌にも良いという美容的側面もあります。

釣りでウツボが釣れた際は持ち帰って食べてみると、
この凶悪な面構えの魚の意外な一面をみることができますよ。

ちなみに個人的にオススメなのは一夜干しやみりん干しです。

ウツボ料理

全部で2300円でした。まぁ、お祭りだからしょうがないかな。



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コメント

  1. 初めまして!
    YouTubeの動画から来ました!
    ウツボにたけざきなら高知の須崎ですか?
    確かにそれで2300円はちょっと高いですね。
    須崎なら秋には新子祭りもありますから機会があれば行ってみてください!

    • 初めまして!
      新子祭り、なにやら面白そうですね!
      ぜひ調べて行ってみたいと思います。
      情報ありがとうございました!

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