小さな浅い水路にいる魚のサイズがおかしい

釣り

2021.10.22

 


水深20cmくらいの浅い水路。
3面コンクリート張りで水も澄んでいて
こんなところにいるのはせいぜい10cmくらいのハヤやカワムツ、ダボハゼくらいかと私も思ってました。
何気なくこの水路を上から覗く日までは・・・。

以前よりこの水路の存在は知っていました。
しかし、ちょびっと見たときに浅いし、水は澄んでるし、小魚しか泳いでないしで釣りをする予定はありませんでした。しかし、ある時、覗いてみるとなんと30cmくらいのキビレが泳いでました。
それだけでなく、やたらデカいフナと思われる魚が群れで泳いでいたり、70cm近いボラの群れがこの水路をどんどん登っているのを見て、これはぜひ釣らねば、ということで今回釣りしてみました。

タックルは以下です。

水路でフナやコイを釣った仕掛けの図

上流から入っていって、エサのパンを上流から流していく戦法です。
釣り始めはなにもいないかと思っていた水路。

どうやら、上流からざぶざぶ入って行くのに魚が警戒して、下流に下っていってしまうようなので、ゆっくりとなるべく水のなかに歩く振動を伝えないようにしたところ、5mくらい前にフナの群れを発見。パンを表層で流すも反応がないので、パンを固めて沈むようにして流すと、最初は警戒していたものの、次第に慣れてきて、やっと口を使ってパンを吸い込んでくれました。
そして釣れたのがこちら。

水路で釣れた尺フナ
33cm

浅い水路の魚は水深がない分、縦横無尽に引くのかと思いきや、すぐへばって寄ってきました。
しかし、それでも尺越え!無事にネットに入れると、ネットに収まってからが本番とばかりに暴れましたが、針もハズレて無事リリースできました。

それから70cm近いボラの集団が急接近してきたり、60cmオーバーのごん太の鯉が釣れたりと、浅いコンクリート張りの水路の豊かさを見せつけられました。

浅い水路で釣れた大物コイ

ちなみに、釣りをしている間にふと思ったのですが、こんな目の前で尺ブナが釣れるんだったら、リール竿よりものべ竿のほうが面白いのでは・・・と思ったので、後日、のべ竿でも釣りしてみました。

のべ竿は意外と難しかったです。横から木の枝が伸び放題の狭い水路なので、使える竿の長さは3mくらいが限界です。一度、渓流釣りで使う5.3mの竿を使ってみましたが、枝などに引っかかって釣りになりませんでした。なので、3mくらいが良いかと思いますが、それだと今度はフナが警戒してなかなか射程内に近づいてきてくれず、思いのほか苦戦しました。
水路でフナを釣る仕掛け図

しかし、その場でじっとしていると、段々、フナたちのほうから寄ってきてくれ、なかには足元をすり抜けていく個体までいました。ここまでくると食わせるのは簡単です。目の前に落として食ったのを確認して合わせるだけ。掛かると、思ったとおり、リール竿より柔らかいため、よく引いてくれました。

しかし、もっとすごいことがありました。

後日、再びこの同じ水路のちょっと上流のトンネルのところで釣りをしたところ、

なんと目の前で39cmのフナが釣れました!

普通だったら、それぞれの席にパラソルが付いた管理池でお金払って、数万円するヘラブナ竿にめちゃくちゃ感度の良いウキを付けて、1cmのアタリをアワセて釣る尺ブナを、水深20cmくらいの水路で食うところまで丸見えで釣れちゃいました。

たまたま近所にこのような水路がありましたが、もしかしたら皆さんの身近にも浅くて狭いのに大物がウロウロしているような水路があるかもしれませんよ。

浅い水路にいるフナ

竿の先を見てみると・・・・

 

浅い水路にいるフナ

水深15cmくらいのところに尺越えのフナが固まっていました




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