マルタの小骨が多いというウワサは本当か確認してみた

魚料理

2018.12.14

先の記事で、マルタ44cmを釣りました。

川だったら逃がしていたところですが、マルタは小骨が多くて嫌われている、
というウワサを確かめたい+海で釣った+味が気になる、ので持ち帰ってみました。

マルタ 料理

スポンサーリンク

 

早速鱗をガシガシ落とします。
鱗の離れ具合は良いですね。

真鯛なんかは硬直すると鱗をはがすのが大変なのですが、
マルタのウロコはとても落としやすいです。

そして、あんまりヌメらないのも○。

そのあとは、頭を落として、内臓を出す。

マルタ 料理浮袋

ちなみに胃袋の中には特になにもありませんでした。

そこから三枚におろすんですが、身が比較的やわらかいのと、
あばら骨が異様に硬かったので、ちょっとボロボロになってしまいましたが、ついにウワサを突き止めることができました。

 

マルタ 料理

骨骨骨!矢印で指してあるところすべて骨が尻尾の方まで続いています。

イワシの小骨の太さを2倍から2.5倍くらいにした太さで、頭から尻尾の方向まで、小骨が3~5列くらいになってず~と入ってます。

 

おぅ・・・これは骨抜きでも取り切るのは難しいな・・

そして、ここで発見。

通常、鯛とかスズキとかは三枚におろすと、あばら骨のほかに、
身の真ん中に一列に小骨が並んでいます。なので、この中央の小骨の列を切り取るついでに
背側と腹側を切り分けます。

ところが、マルタですが、この中央の小骨の一列がありません。

マルタ 料理指でなぞっても骨のツンツン感がありません。

そのかわりに、中央の脇に小骨が3~5列くらい並んでいます。
つまり、背側と腹側に切り分けてもばっちり小骨が残ります。
というか中央に小骨の列がないので、切り分ける意味がない・・・・

これを目の当たりにしたとき、ニシンを思い出しましたが、ニシンの骨は
もうちょい細かったです。

小骨を切り分けるのも無理
小骨を抜き取るのも無理

だとしたらできるのは、ハモ料理などで使われる骨切りの技術。

ということで、つたないですが骨切りもやってみました。

そして、ヒマラヤピンクソルト、黒コショウを両面に。

最後に片栗粉をつけて

マルタ 料理

 

油を引いたフライパンに乗せる。

マルタ 料理

マルタウグイのソテー。なかなかうまくできました。



スポンサーリンク

 

お味の方は・・・・・

身が柔らかいので、ソテーにしたのは○
基本たんぱくな魚なので、塩、コショウでの味付けは○
海で釣ったので、川魚のような泥臭さがまったくなくて○
冬に釣ったので、皮と身の間に脂肪があり、尚且つ皮がプルプルしてておいしい。

しかし!!

骨切りしたにもかかわらず、かなり骨が残っている!

マルタ 料理

二股にわかれている骨もあります。

マルタ 料理

そして、それがかなり口のなかでひっかかる。

はっきり言って、イワシやニシンの骨のように気にせず飲み込める細さではありません。
20cmや30cmのウグイならまだしも、さすがに44cmにもなると、小骨も骨太ですな。

ということで、結論。

味はたんぱくだが、冬の海で釣れたマルタはおいしい。
小骨が多いというウワサは本当だった。小骨の除去方法なし。

もし、骨を気にせず食べたい場合は、細かく包丁で切ったあと、ミキサーに刻んだ香味野菜と入れて、骨を完全にすりつぶして、つみれ団子にして鍋で食べると良いと思います。

というか、次回そうしよ。

ちなみに、冬の海で釣れたマルタは皮の部分がおいしいので、捨てないことをオススメします。

 

 



スポンサーリンク

 

タグ,

コメント

コメントを残す

※メールアドレスが公開されることはありません。