こんにちは。
お久しぶりなこのブログ
以前、著名なブロガーの方からいただいた、
「ブログは生ものと同じ」という金言をまったく活かせていません。
だって、釣りに行っても魚が釣れてきてくれないんだもん・・・
と、更新が遅いのを魚に責任転嫁する人に船釣りのお誘いが
来たので、是が非でも!!!とお願いして船に乗せてもらいました。
釣り方
当日は4月20日。予報では晴れ。
しかし、実際は晴れたり曇ったりで少し肌寒い海上でした。
今回、どうしても釣りに行きたかった理由は、一つはいままで陸の釣りで
ボウズ続きだったので沖に出て魚の顔が見たい、というものですが、それ以上に釣り方が今まで自分がしたことのない非常に独特な釣り方だったというのが一番の理由です。
その名も「船上ノーシンカーフィッシング」
と、勝手に自分で名前を付けました。
要するに、水深50m以上ある場所で船からオモリを一切つけず、
流して、魚を釣る方法です。
当初、自分も海流も風もある海の上でガン玉すらつけずにエサが沈むのか、と
思っていましたが、実際してみると、道具でしっかりその部分もカバーされているんだと実感しました。
そのタックルがこれ。
道糸には今はあまり見られなくなったフロロカーボン(ナイロンやPEラインより比重が重い)を使うことによって、仕掛けを沈ませています。
これにより、オモリを付けると損なわれるエサの自然なフリーフォールと
魚のいるタナでの滞在時間を長くとることが可能となります。
釣り方は簡単。
仕掛けを落としたら、流れるがままにどんどんラインを出していきます。
今回釣った場所は水深が56mだったので、40mくらいからが勝負。
そのため、40m出したら、一旦糸ふけをとり、仕掛けの重さを感じるくらい
糸を張ります。オモリもついていない2本針なので、糸の張り具合はそんなに
わからないと思いましたが、フロロカーボン自体の重さと、40mだした道糸の受ける海流の影響で意外とはっきり・しっかりと糸ふけをとることができます。
そして、そこからは徐々にゆっくりとラインを送り込んでいき、
魚のアタリに備えます。
アタリは明快です。
パラッ・・・・パラッ・・・・と流れに合わせて出ていた糸が、いきなり、バラバラバラバラッと出ていくので、リールのベールを戻して合わせます。
今回のこの釣り場は沖灯台周りが急激な岩礁地帯のカケアガリになっていて、
そこにイサキやメジナ、イシダイ、ヒラスズキなどがいます。
おもに、イサキとメジナをこの釣り方で釣るのですが、場所が場所だけに
木っ端メジナなんてのは混じらず、大抵40cmくらいの大型だけだそうです。
釣ってみたい・・・・・
しかし、この釣り方にも弱点があります。
まずは、フグ。
先にも話した通り、テンションを一切掛けず、流していく釣りのため、ホバリングしながらエサもろともハリスを食いちぎっていくフグには弱い釣り方です。
実際、自分も今回の釣りで、針を一本取られました。
次に、海流の向きと風の向き。
今回は沖灯台の根元の岩礁にいる魚を狙うため、潮の流れが岩礁地帯方向へ流れている必要があります。風も流れる方向が岩礁地帯向きだったら、風上にアンカーをうち、海流に仕掛けを乗せるだけですが、海流と風の向きが逆の時は時や、風や海流の流れが頻繁に変わる時は非常に釣りにくくなります。ちなみに当日は残念ながらこのパターンでした。(悲)
タックル
ということで、今回はこの釣りのため・・・ではないですが、新しくロッドを
買ってしまいました。
ダイワのエスメラルダス66M-S
春カ用のティップラン竿として買いました。手のフィット感が良いです
じつは今回動画ではカットしましたが、ティップランもやってみました、
全く釣れませんでした。
このティップラン竿、イカ用だから7:3くらいのあまりパワーのない
先調子ロッドだと思ったら大間違い。魚がかかると6:4くらいで魚のパワーを受け止める優れものでした。アタリは取れるし、パワーもあるし、軽いしでさっそくお気に入りに。
また今回、新しい視点の動画をとろうと思い、新たなカメラ三脚を買いました。
買う前は重量制限325gとあり、カメラが280gくらいだったので、少し不安だったのですが、3本ある足をしっかりと各方向にガッチリと固定すればもう少し重いカメラでも使えるのではないかと思うくらい安定感がありました。
上に乗っかっているのはソニー SONY ビデオカメラ HDR-CX470 32GB 光学30倍 ブラック Handycam HDR-CX470 B
船上でも手すりに固定して使いましたが、落下防止の命綱をつける必要性を感じられないくらい、ガッチリと固定してくれました。
取り付けたカメラはSONY ビデオカメラ アクションカム AS30V ウォータープルーフケース付 HDR-AS30V
カメラの取り外しも楽で、セール品だったので、良い買い物でした。
まだ一回目の使用なので、今後も使っていって、足の強度が落ち具合だとか、関節部分の錆び具合などを報告していきたいと思います。
そして、3つ目がライフジャケット。
今更かよ!!
という声も聞こえましたが、いままでずっと借りっぱなしだったので、
今回、ついに自分のものを買いました。
ブルーストームのブラック・ブルー。なんとなくカッコいいのでこれにしました。
レビューを書きたかったのですが、実際、腰へのフィット感が良い、とか言われても、いや、今の腰に巻くタイプは全部そうだし、で終わってしまうし、
おぼれたときにエアーバルーンが出てくる感知スピードが速い!とかは実際に
自分が落ちないとわからないし、それやっちゃうと、ガスの再充填にお金かかるし・・・
とあまりレビューの参考にはなりませんが、一点、マークがカッコ良い、と個人的に思っています。
海に落ちる機会があったらまたレビュー書いてみます。
実釣
用意するものは上記の道具と、エサとしてLサイズの冷凍オキアミ1ブロック/1人を用意します。
数年前から行われてるライトコマセのように、冷凍オキアミを海水で解凍し、付けエサ、および寄せエサとして使います。
上でも書いた通り、風はともかく、潮の流れが頻繁に変わり、船の位置の固定が非常に難しく、4回ほどアンカーを打ち直して、やっと良い位置につけることができました。まぁ、それも数十分くらいだったんですけどね。
6時10分頃から釣りを開始し、アンカーを打ち直しながらやっとポイントが定まったのが、7時近く。
それでもしょっちゅう流れが変わるので、船の左側で釣ったり、右側で釣ったり。
なかなか安定しない状況がつづいた30分。突然、ラインを張った時に、竿を持っていくいいアタリがあったものの、針がすっぽ抜け。
しかし、その後に同じ場所で同じように流すと、パラ・・・・パラ・・・・
と出ていたラインが、いきなり バラバラバラッ!と勢いよく出て行ったので、
キタコレ!とばかりに合わせると竿にのるすごい重量感!!
そして、一気に出されるライン。
あ、これはなかなかの型だ!
ハリスが2.5号なので、ドラグを若干緩めに設定しつつ、引きに耐える。
上でも書いたんですが、ティップラン用の竿なので、先調子でパワーはあまりないのかと思ったら、胴でガッツリ引きを受け止めてくれるので、魚の急な突っ込みにも対応できました。
巻いては出され、巻いては出されを繰り返すこと数分後、
やっと海面に姿を現したのは、きれいな桜色のマダイ!!
はぁ~~~久しぶりに魚の姿を見ることができた・・・・
釣れたのは49cmのマダイ
この後、すぐさま仕掛けを投入しましたが、フグに針をやられ仕掛けを作り直しているところで、船長が40cm前後のマダイを2匹掛け終了しました。
9:20ぐらいに……
釣り終わるの早い!と思うかもしれませんが、結局、潮の流れがころころかわり、
最後の一時間は灯台の岩礁地帯と逆の方向に潮が流れたまま変わらなかったので、
諦めて終わりにしました。
自然相手の遊びはなかなかうまくいきませんなぁ。
前回、船長一人で夕方から釣った時は40cm以上のメジナをポンポンと7,8匹釣りあげ、満足して速攻で帰ったそうです。
ちなみに釣ったマダイは、醤油に漬けて、翌日ミョウガ、ネギ、ショウガ、シソ、ゴマといっしょに漬け丼にして食べたら最高でした!
身が光輝いていました。
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