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前回、中流域へ行ったときになかなか面白い場所を
見つけたので、そこへパンプカをしに行きました。
当日は晴れ。
冬晴れは気持ちいいのですが、風が強い。
しかも北風。
晴れてなかったら、ガクブルで釣りどころではなかったです。
前回来たときにコイの姿は確認していたので、
まずボウズはないだろうと読んでの今回の釣行。
結果的には思ってた以上の釣りになりました。
釣り場へ到着したのが10時半ごろ。
そこからパンを撒き始めます。
撒くと言っても、野球のように上から振りかぶって
投げるようなことはしません。
パンプカを多摩川でやったことがある人なら
分かるかもしれませんが、そんな大げさな動作で
パンを撒くと、カモメやバンなどの水鳥がここぞばかり
に集まってきて、鯉が集まる前にすべて寄せエサのパン
を食べてしまいます。
なので、パンを撒くときは、パンを手でかくして、
なるべく水面近くまで持っていき、そこから流すように
して、パンを撒きます。足元に撒き、あとは、川の流れ
に任せて漂わせる感じです。
動画では、カモメやバンなどのエサ取りじゃなくてエサ鳥(座布団一枚?)がいなかったので、デコピンで撒いてます。
道具は絶版になってしまったプライムゲートのパックロッド、
トラウト用にこれまた絶版のダブルハンドルアルテグラ
2000番に2号のPEライン。
リーダーはシーバス用に使っていた20lbのラインが30㎝
あったので、それをそのまま流用。
針はセイゴ針の16号のカエシをつぶしたものです。
このあたりの鯉はせいぜい60㎝なので、掛かってから、
ちょっと楽しませてもらい、ランディングせず
頭だけを水面にだして、針を外す予定です。
パンを撒き始めて20分後。
突然、音が鳴り響きました。
ブヂュ!
なにこの卑猥な音 笑
あちこちでパンが漂っていったと思われるアシ際から
卑猥な音が聞こえてきます。
そうです。
これは鯉がパンを吸い込んだ時の音です。
空気もパンと一緒に吸い込むため、水中にまた潜った時に
飲み込んだ空気がエラ蓋の狭い隙間から出るので、
このような音がします。
つまり、鯉さんたちにスイッチが入った、ということです。
寄せエサを段々と自分の近くにまき、コイさんたちを
近くへと誘導していきます。
それと同時に、自分も態勢を低くして、姿が水面に映らない
ようにします。
そして、鯉が近くに寄ってきたのを確認して、針をついた
パンを投下!
目の前で鯉が針付きパンをつつき始めた。
よし、そのまま吸い込むんだ!
だが、つつくだけで、警戒して吸い込まない。
うーーーーん。
さすが多摩川の鯉。
キャッチ&リリースを繰り返されているだけあって、
なかなか警戒心が強い。
そんなこんなで結局アワセのタイミングがないまま、
10分たった。
いつの間にかあれだけパクついていた鯉たちもいなくなり、
その場には自分の針付きパンのみになった。
だめか・・・・
そう思ったとき、右側から、ヌゥーーーッと
予想もしなかった大鯉が現れ、ずぽっと針付きパンを
吸い込んだ!
「!!!」
ビシッ!!!
アワセが決まる!
よし!かかった!
すぐ起き上がろうと思うが、30分ほどうつ伏せで顔を上げて
見ていたため、首がツって起き上がれなかった 笑
なさけねー
首はともかく、今は目の前の鯉である。
でかい・・・・
いままで自分が釣ったコイの中で一番大きいのは間違いない。
これは走らせたらまずいと思い、鯉の頭を常に上に向くように
トラウトロッドで必死にコントロールする。
「冬の鯉はあまり引かない」
と、以前の記事でも書いた気がするが、本当にそう思う。
普通に考えたら、トラウトロッドで大鯉相手に主導権を
握れることはほぼない。
ただし、冬の鯉は別。
トラウトロッドでも水中での爆走モードに入らせなければ
楽々いなせる。
たっぷり時間をかけ、空気を吸わせ、鯉も数分ほどたつころに
は、だいぶ弱ってきた。
記事の上の方で、針だけ外して逃がしたい、と書いたが、
大きさが大きさなため、予定を変更して、なんとか
全長を測りたいと思う。
ここは全体的に堤防のようになっているのだが、中央からは
温排水が流れている。
なので、そこにコイを持ち上げて、大きさを測りたいと
思ったのだが、いかんせん胴回りが太すぎて、片手で
はどうやっても持ち上げられなかった。
うぅ~~~~ん
どうすっぺか・・・・
周りを見ると、見物してる人がいる。
うん、この手しかないか。
自分「すいませ~~ん!もし良かったら、鯉の取り込みを
手伝っていただくことは可能ですか~?」
ナイスな人「いいけど、鯉触るのはやだよ~~笑」
やった!ありがとうございます。
親切な人に竿を持ってもらい、なんとか、両手で鯉を
持ち上げることができた。
そしていよいよ計測。
メジャーを尾びれに合わせ、伸ばしていく。
スルスルスルスル・・・おお、ノビルのビル。
計測の結果・・・・
80㎝ジャスト!
本当はのべ竿で80㎝の鯉を釣ることを目標にしていたのだが、
まさか、パックロッドでその目標が達成させるとは。
本当に大きい魚との出会いはいつどこであるか分かりませんな。
計測を終え、写真も撮り、鯉さんを逃がす。
結構な時間ファイトしていたので、長めに蘇生時間を
とると、なんとか泳いで行ってくれた。
このコイさんと多摩川に感謝です。
本当に80㎝の夢がかなえられるとは思ってもみなかった。
次なる目標は、鯉の90㎝か、かなり数は少ないと
思いますが、多摩川のどこかにいると言われる
ソウギョに挑戦してみたいです。
なので、そんな人絶対いないでしょうが、もしソウギョの
ポイントを知っている方、いましたら教えてください。
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