前回は夏に釣りをさせてもらいましたが、今回は春にお邪魔してきました。
エサの冷凍イワシ
カンパチの養殖に欠かせないエサの冷凍イワシ。
動画の冒頭で機械で粉砕されてましたが、
あれ、いくらか聞いてみました。
粉砕前の1ブロックが15kgで1500円で、それを一日に200ブロック、多いときは230ブロックほど使用します。
はい・・・200ブロックx1500円=30万円!
一日のエサ代が社会人の給料一カ月分!
それを週5で与えています。
というと、22日x30万円=660万円!!!
一カ月で660万円がエサ代に!!!!
カンパチ・・なぜ高級魚といわれるのか分かった気がします。
これだけコストが掛かっていると、恐ろしいのが自然災害。
例えば、一カ月これだけの経費を掛けて育ててきたカンパチが、例えば
赤潮で全滅したり、地震が来て、津波で生簀が崩壊して逃げ出したりしたら、大損どころか一気に借金地獄です。
養殖業・・・内情を少しでも知るとその過酷さの一端が見えてきました。
タックル
実は仕事で何回かこの場所に来ていたのですが、
自分だけボウズの連続で、腕の悪さを棚に上げて、
新しく竿を買いました。
前回の灯台周りでの釣りから使っているダイワのエメラルダス66-MSです。
リールは20年くらい前のアルテグラ。
道糸はシーバス用のステルスシーバスPE1.5号
リーダーは銀鱗3号を2mほど
針は金のマダイ針
針から1mくらい上に2Bのガン玉を打ちます。
図で表すとこんな感じになります。
釣り方&実釣開始
上でも書きましたが、この場所には仕事で何回か来たことがありましたが、釣れるのはいつも周りだけ。
しかもサイズは50~60cmが平均で80cmオーバーの鯛が釣れたときもありました。かなりの確率で大物が入っているようで、釣り方が分かっている人なんかは、10回以上大物を掛けていました。ただ、半分はイケスの下に潜られたりして、切られていましたが・・・。
※ちなみにこの場所の最高記録は1m越え、10kgオーバーのマダイだそうです。
それでも何回か通ってやっと分かった原因がタナでした。
自分は底付近でやっていたのですが、タナは水面から7m~10mほどの間でした。まあ、たしかに水面で撒いてるエサのイワシがそんな底まで流れることは普通考えてないですよね・・・・。
次に場所です。
気を付けるポイントは2つ、流れと陰です。
イケスの周りはどこでも同じかと思いきや、イケスにも流れがあり、
エサのイワシの煙幕が流れだす方向に魚も集まって来ます。
そして、影。
やはり魚というのは障害物の影が好きな生き物なので、エサを与えるボートの影というのは絶好の採餌場になります。
影と流れ。
この二つを考えて釣り座を構えると釣れる可能性が飛躍的に上がります。
つまり、こういった釣り場の一番良いポイントは大体船首か船尾とイケスの間です。エサの流れる方向によって船首側で移動したり船尾側へ移動することが重要です。
釣り方はそのタナまで落としたら、後は手持ちか置き竿などにしてひたすら待つだけです。
ちなみに動画ではエサはぶつ切りにしていましたが、最近の傾向として、
3枚におろして背骨をとった身を長方形の短冊のように切って、それを針に付けて、
水中でヒラヒラ漂わせたほうが効果的でした。
この日はこんなにバカバカ釣れる(自分以外)イケスの外側は
どうなっているのか見るために水深60mまで耐えられる防水ケースを持っていって水中撮影をしようと目論みました。
そして、そのカメラを落としている間に置き竿にしてると、
丸々と太ったチダイなどを釣り上げることができました。
チダイのほかにもなにかわからない大物に2回ブチ切られました。
この2匹は掛かった瞬間にイケスの中心へと潜られ、まったく何もできませんでした。
さすがメーターオーバーのマダイの実績がある場所だけはあります。
そして、最後になんとか仕留めることができたマダイは運よくイケスの外側方向へ泳いでくれたので、なんとか取り込めました。
この一匹までが長かったです。
ちなみに、当日の最大は船とイケスの隙間で手釣りをしていた方に釣れた
75cmでした。
この場所で大型マダイが釣れるのは晩冬から春の乗っ込みの時期だけ。
これからはクロダイやキビレなどの魚が中心になります。
もし、また機会があったら来年の春に80cmオーバーのマダイに挑戦したいなぁ
コメントを残す