ヘダイ45cmを食べてみた

食べる

2021.04.15




「ヘダイ」という魚。
クロダイにそっくりだけど、顔が丸みを帯びていて
どことなくクロダイと違う魚がいます。

クロダイ チヌこちらはクロダイ、またはチヌ

ヘダイこちらが今回いただいたヘダイ45cm。

クロダイと比べると顔が丸っこいです。
英語でヘダイはStampnose、スタンプノーズ。
鼻がスタンプ押されて丸っこくなっているからでしょうか。

ヘダイ 刺身
英名はヘダイだけでなく、ブリ=イエローテイル(黄色い尻尾)、コチ=フラットヘッド(平たい頭)など姿形をそのまま表現した名前が多いような気がします。

そんなヘダイ45cmをもらったので捌いて食べてみました。
いままで小さいヘダイは釣ったことがあるのですが、こんな大きなヘダイは釣ったことも食べたこともありません。
あまりスーパーでは見かけない魚ですが、果たしてお味は・・・

調理開始

さっそく鱗をバリバリ剥いでいきます。
鱗は他の鯛類と違ってこの大きさでもはがしやすいです。マダイの45cmだったら死後硬直で鱗がガチガチです。

何より、血抜きも神経締めもしてないのに、死後硬直してません。氷締めしてから10時間は経っているのですが・・。

頭を落とし、内臓を出すと卵が出てきました。
ヘダイ 刺身
卵と肝は潮汁にして食べます。

そのあと3枚におろします。

次にあばら骨を取るのですが、
ここはやはり他の鯛類と同じく肋骨がせり上がってて、
腹身を残して肋骨だけ取るのは難しかったです。

そんなわけでハラミはアバラと一緒に潮汁行きです。
ヘダイ 刺身

3枚におろしてみてわかったのですが、かなり身がやわらかいです。ボロボロ崩れることはないですが、かなりグニャグニャです。
中骨を取り、皮目を炙っていきます。
ヘダイ 刺身
ヘダイ 刺身
誕生日祝いにもらったバーナーが大活躍です。

ヘダイ 刺身
炙り終わりました。後で食べたときに中央部分の皮が硬かったのでもう少し焦げ目がつくまで炙った方が良かったです。

一口大に切って皿に盛りつけました。

ヘダイ 刺身

実食

さっそく食べてみます。

箸でつまんでみると身から皮が離れかけています。

ヘダイ 刺身
今回、皮を引くことはしませんでしたが、もしかしたら皮は引きやすい種類の魚かもしれません。

醤油に付けて・・・
食べる。

ヘダイ 刺身

んむ。
なるほど・・・。

産卵期で卵に栄養が全部持っていかれてるせいでしょうか。
まず脂はあまり乗っていませんでした。
脂が乗ってない時期のアジと同じくらいの脂の乗りでした。

そして食感。
捌いてるときから怪しかったんですが、かなり柔らかいです。
繰り返しますが、血抜きと神経締めを行っていない個体です。なのに、まったく死後硬直してない。
これだったら昆布締めとかのほうが良かったような気がします。

次に身自体の味ですが、メゴチの旨みを3割減にしたような味でした。

メゴチの刺身は個人的にとても好きでよく覚えているのですが、それに似た味だけど、若干希釈されたような味。

それが個人的なヘダイの味の感想です。

今回は丸々炙りにして食べたため、ムニエルなどの調理は行いませんでしたが、もしそうした調理をしていたら、身が崩れるかもしれません。やってないのであくまで憶測ですが。

これがヘダイを食べた個人的な感想です。
こうした方がヘダイを美味しく食べれるよ!というのがあったらコメント欄でぜひ教えてください!




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