こんにちは。
釣りってやっぱり面白いですね。
狙っている魚は全然釣れなくて、そのかわり全く予想していなかった魚が入れ食いでした。
それがタイトルにもあるクロダイ、またはチヌ。
今回、本当はアユ釣りに行きました。友釣りでよく釣れらていますが、自分にそこまでの技術や何万もする竿を買う経済力はないので、
近所で行われているエサ釣りをしました。その近所の川では10月になると30cmオーバーのアユが釣れ始め、0.4号のハリスをぶっちぎっていくみたいなので、ぜひそれを味わいたかったのですが・・・。まさかアユではなくクロダイを連発することになるとは。
近所の川。10月15日の禁漁日前日になるとこんな感じで蜜になります。
釣り方
※大前提として、アユは日本中ほとんどの川で遊漁券が必要になります。
まずは遊漁券を買いましょう。
近所の川の遊漁券、年間パス。7000だったかな。日釣り券が2000円なので、4回で元が取れます。
近所の川のアユ釣りはエサ釣りが中心です。
まずは、シラサと呼ばれるイワシの稚魚の冷凍ブロック1kgを川の水で解凍し、
包丁で細かく叩きます。これに川の水を足して、撒き餌にします。
付けエサのノレソレはアナゴの子供。小さく切って、針から垂れないように付けます。
これで準備完了。
川に立ちこみ、先ほど細かく切って、川の水を足した寄せエサをひしゃくで撒きます。
そしたら、仕掛けを振り込み、あとは、ウキが沈んだら即アワセます。
たまに仕掛けをチョンチョンと引っ張ってエサにアクションを与えるのも有効です。
この釣り方では、アユは他の魚と違って、放っておいたら針ごとエサを飲み込むことはありません。
アユは水中のキラキラしたものに反応する習性があるそうです。
それで、撒き餌や付けエサのノレソレが水中でキラッと光ると、反射でそれを咥えるので、
その瞬間合わせます。咥えてから一瞬でパッと離すので、その一瞬のタイミングが合わないと自分のようになります。
はい、アユはボウズでしたよ。
この釣り方で、川に並んで釣ってる長老たちは20cm~30cmのアユを一杯釣っていました。。。。
一昨年はこの釣り方で自分も40匹くらいは釣ったのですがね・・・・
証拠動画⇩
ちなみに、上の動画の場所と違いますが、今回釣った場所は、去年は最高32cm、今年は当日聞いたところによると、28cmが最高とのことでした。
タックル
タックル全体図
・ロッド
シマノのHOLIDAY 小継 硬調 5.3mを使ってます。
5.3mだと疲れるので、4mで十分でした。撒き餌もそんなに遠くまで飛ばせないのと、アユはもっと手前にいるので、
4mくらいの竿が一番扱いやすく、手返しも早いと思います。なにより、ゼロコマ何秒のアワセの世界で5mの竿は反応が遅すぎました。
シマノ(SHIMANO) ロッド 渓流竿 ホリデー小継(こつぎ) ZT 超硬調 44 汎用ロッド 管理釣り場から防波堤での小物釣りまで
・道糸
毎度おなじみの銀鱗です。
1号で十分です。この釣りで1号を使ってクロダイを釣ると、1号ってこんなに強かったんだ~
と実感します。
・ウキ
アユがエサを咥えるのは一瞬です。
川の流れや水面の波などもあり、アタリをとらえるのは難しく、
小さくて、反応がでやすい3号くらいのウキが良いと思います。
・板オモリ
ウキの大きさにもよりますが、ウキが小さい場合、板オモリかサルカンのどちらかは要らないと思います。
自分は1cmx1cmの板オモリをサルカンの上に巻いていました。
・サルカン
20cm前後のアユを釣る予定だったので、小さいサルカンを使っていましたが、
実際50cm近いクロダイを掛けてもこのサイズのサルカンで問題ありませんでした。
ハリスは0.4号で道糸1号と直結すると、絡みやすくなったり、糸癖がついたりするので、
サルカンで連結しました。
YO-ZURI(ヨーヅリ) 雑品・小物: ローリングサルカン徳用 黒 8号
・針
実際にはアユSP3号のハリス0.4号をつかっていますが、下の商品リンクには、
それがなかったので、別のアユエサ釣り用針を紹介しています。
OWNER(オーナー) 糸付 20248 金 新鮎エサ 1.5-0.4
ちなみに、実際に使っているアユSP3号という針はクロダイに使っても曲がらず、
釣りあげることができましたが、チカ針はダメでした。
掛かった瞬間の最初のインパクトで曲げられてしまいました。
さすがにチヌはダメでした。それを考えるとアユSP3号の針は強度がやばいです。
実釣
現場に着くと、両岸とも釣り人だらけ。
しかもおじいちゃんばかり。みんなぽんぽんアユを釣っている。
邪魔にならないように、一番下流へ行って、一番下流で釣っていたおじいちゃんに
許可をもらって最下流に入らせてもらう。
ざぶざぶ入っていって、撒き餌してさっそく釣り開始。
目の前でアユやハヤなどが飛んでいて、こりゃあもらったわ、とエサを放り込むが
釣れるのはこんなのばかり。
ゴクラクハゼ・・・・だと思う。もうちょっと大きかったらウロハゼと区別付ける自信ありません。
ヌマチチブの一種。いつもダボハゼでひとくくりにしているけど、この前調べたら、チチブにも一杯種類がいることを知りました。さっぱり見分けられません。
チョンチョンとゼロコマ何秒で合せないと掛からないようなアタリはたくさんあるのですが、
まったく、ま~~~ったく掛かりません。アユが。
5mの竿だと、アユの一瞬咥えるときに対応できないのか、それとも自分の反射神経が悪いのか、
それとも反射神経はなんとかだが、それに伴う筋力がないのか・・・
いずれにせよ、開始30分でまったくアユが掛かりません。
目の前に跳ねているのに・・・。
と、撒き餌を撒きながら、ふと目の前に大きな黒い影が・・・。
フナかコイか?40cmくらいあるぞ?
体形からしてフナだろうな。この清流で釣れたら食べてみよう。
と、釣り続けていたら、ウキが良い感じに沈んだので、アワセてみると根ガカリしたかのような重量で
ズンッ
!?
尺アユ!?
掛かった途端、すごい勢いで下流に走り出す!
尺アユすげぇ!!
めっちゃ引くよ!
これだと0.4号ブッチ切られるのもわかるよ!
と、ウェーダーに水が入る深さまで引きずられたところで、水面を割った魚が一瞬見えたけど、
ん?
アユじゃない・・・?
フナ?
コイじゃないのはわかります。今まで一杯釣ってきたから。
黒っぽくて、寸どまりの体形でこの清流。フナだな。
その後、切れないように、切れないように慎重にやり取りをすること15分。
上がってきたのは、なんと48cmのクロダイでした。
多分これが48cmのクロダイの写真だと思う・・・。フォルダがクロダイばかりでどれがどれだか・・・
ちなみに、この48cmのクロダイは途中から動画を撮り始めたため、今回の動画には入れてません。
そして、この時点で気づいたのは、水深60㎝くらいの目の前に群れる大量のクロダイの群れ!!
どれくらいかは動画で見てください。
撒き餌と同調させるとすぐ食ってきます。
目の前に釣り人が立っているのにも拘わらずです。
警戒心どこ行った?
その後も、エサを流すたびにクロダイ、クロダイ・・
これは唯一の30cm台だったような気がする。38cm。尺が長すぎるため動画には入れてません。インスタとかであげるかも。
とにかく、寄せエサと一緒に付けエサを流すとすぐにヒットします。
途中、寄せエサを丸ごと流してしまうハプニングもありましたが、昼の2時間くらいで、
8匹、38cm~48cmまで釣れました。動画では省きましたが、一番最初掛かったとき、
0.4号が切れてしまったのですが、その後の魚から時間を掛けて慎重にやり取りしたところ、
48cmのクロダイが川の流れがあるところでも、0.4号で釣れることが証明できました。
釣り道具の進化ってすごいですねぇ。
そして、今回の釣りを考察するに、自分他、多くのアユ釣り師が同じ釣り方で釣りをしていました。
そのため、大量の寄せエサが川に撒かれていて、その匂いで大量のクロダイが遡上してきたのだと思います。
自分は釣っていませんが、他のアユ釣り師はコイ、フナ、40cmくらいのウグイなどを釣っていました。
実食
じつは、調理動画も同時配信しようと思っていたのですよ。
ところがところが、ボツデータを消すときに一緒に消してしまったらしく、
データがなくなってしまいました。涙
ということで、写真だけ。48cmの一番大きなクロダイを持って帰りました。
塩、コショウして、片栗粉を付けて、バターを溶かした鍋でムニエル作ってみました。
一番大きかったのですが、一番痩せていました。
味は、美味しかったです。川なので、臭みはあるかも、と思っていましたが、血抜きしたのもあって、
臭くはなかったです。ただ、皮がめっちゃ硬かったです。ステーキナイフで切れなかったので、わざわざ
調理包丁で切りました。すごくコリコリでした。
ちなみに、川に入ってきた魚なので、怖くて刺身では食べませんでした。
実は、近海の魚で目標にしている魚が3種いて、その一角がクロダイだったのですが、
ここ数年で何回か釣れたので、攻略ということにしたのですが、他の2種。
タチウオとマゴチがまだ釣れません。ほかの2種はいつ釣れてくれるかなぁ。
最後におまけでいつもの!
締めはやっぱりこの人です。
すごい、清流で延べ竿でクロダイとは…アユ仕掛けで…
いつかこんなとこに住んでみたいです。
何県かだけ、こっそり教えてもらえませんか?
コメントありがとうございます!
すいません、本日コメントをいただいていたことに気がつきました。
高知県の新荘川ですよ。一年中、クロダイが群れてます。多分同じ釣り方をしたら冬でも釣れるような気がします。