ボラにヘソ? ヘソの中には何が入ってるのか見てみた

食べる

2021.06.28




釣ったボラ

みなさんご存知の魚、ボラ。
都市の河川なんかでもたまに大量発生してニュースになります。

波静かな内湾や河口でポンポン跳ねているのは大体この魚です。

釣りで釣れる平均サイズが40~60cmと大きいので、釣り公園などで堤防から小アジを釣ってるときにたまにこの魚が掛かり、周りに人だかりができることもあります。

そんなボラですが、においます・・・・かなり。

釣り人の中には網でボラを救うと網が臭くなるので、水面でわざと糸を緩めて自然に針が外れるようにする人もいるとか。

そんな臭い魚代表のボラ、実は旨いらしいとネットに書いてあったので、今回ちょうど釣り場でおっちゃんからもらったので、持って帰って食べてみることにしました。

捌き開始

まな板の上のボラ

ということで、さっそく捌いていきます。
鱗を落として、頭を落とします。
それから内臓を出すと・・・。

うわ・・お腹のなか真っ黒!!

ボラの真っ黒なお腹

なんちゅう腹黒い魚。見かけはシルバーでシャンとしてるのに腹ん中は真っ黒か!
人間にもいるな!

他で言ったらサヨリも真っ黒です。

そして、内臓をよくみると、はいありました、ボラ独特の器官。
通称ボラのへそ。ボラの幽門です。

ボラのへそ

そろばんのコマのような形をしています。

二つに割ってみました。

ボラのへその中身

中には大量の泥!

なるほど・・。
ボラのへそはどうやら泥を濾す器官だったようです。

お腹の中は真っ黒でしたが、身は潔白。
肋骨を剝き取ると、きれいな身でした。

ボラの柵

初めてなのでシンプルにお刺身にしました。

ボラの刺身

実食

まずは匂い。
あの匂いが身にもついてるとさすがに厳しいものがあります。

しかし、一口食べてみると、なんと!

ネットの情報は正しかった!!

全然臭くなく、美味しい!

冬ではなかったので、脂こそのっていなかったが、臭みなどまったくなく、
非常に上品な白身でした。
漬けとかで食べたらおいしそう。
または薄く切ってカルパッチョとかにしても外れなさそうです。

ちなみに冬のボラは脂が乗ってさらに美味しく、鯛みたいだそうです。

そういえば、タイトルのボラのへそですが、綺麗に泥を洗って焼いて食べたらホルモンのような食感でコリコリして美味しかったですよ。まぁ、ヘソもまんまボラのホルモンですが・・・。

今回、ボラを食べてみて、二つ誓ったことがあります。

①もうアカメにあげないで自分で食べること
②冬のボラを釣ってぜひ食べてみたい!

臭いけど、身はとても美味しいボラ。みなさんも機会があったら是非食べてみてください。

あ、ちなみに味はきれいな海で取れたボラだからかもしれません。
都市河川のボラは知りません・・・




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コメント

  1. フナの時もそうですが、きれいな場所のところと言えど「臭い」とか先入観がある食材には自分は手が出せません(笑)。
    また動画楽しみにしてます!

    • こめんとありがとうございます。
      返信が遅れてすみません。

      自分もまったく同じで、いままで先入観で拒否していましたが、
      その先で自分の知らなかったことを知ることができたので、先入観を打破して
      食べてみて良かったと思っています。

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